島尻のパーントゥ

夕べのお話。

島尻地区でこの季節、３匹のパーントゥが現れる。

シイノキカズラの枝葉を身にまとい

体中ドロだらけ。

こわ～い面をかぶって

集落内を駆け回る。

陽が落ちてあたりが薄暗くなってきた。

どこからやってくるのか、パーントゥ。

恐ろしさでカメラを持つ手が震える。

プルプル・・・。

ひぇ～！！！

でたぁ～！！

私、ものすごく真剣に逃げる。

ドキドキ、ドキドキ。

みんなもいっせいに逃げる。

赤ちゃんが・・・。

パーントゥに抱きかかえられ号泣！！

その後

ドロだらけになってお母さんの手に戻ってきた。

現地で遭遇したお友達。

ドロをつけられて、はい、ポーズ！

気持ちはハイテンション！

二人とも最高の笑顔ね～。

パーントゥは厄を祓ってくれる。

宮古島に来た年に１回だけこのパーントゥを見に来たけれど

それっきりだった。

今年は事故にあって

厄払いしてもらおうとやってきた。

パーントゥは泥臭くて怖いけど

みんな、泥を塗ってもらって喜んで帰るのだ。

次は誰につけようか・・・。

パーントゥは今夜も島尻集落にやってくる。